ジュンは進行性網膜萎縮という遺伝性の病気で2歳ぐらいから徐々に視力が失われていきました。
発症するまでは往来の多い賑やかな烏丸通りでも、元気いっぱいに走ることができ、街中での散歩も大丈夫でした。
8歳になる今では視力がないため、音に敏感になり喧騒の街中がすごく恐くなったのでしょう。全く歩かなくなりました。三条通りでもいつも抱っこです。
もともとペットショップのショーケースにも入れてもらえなかった病弱な子犬を引き取ったのですが、幸い幼い頃から御所でも散歩をさせていたので、この閑静な広い広い空間だけは嬉しそうに走っています。
御所には静寂と遮るものがないことを幼い頃に覚えたようです。
いつもジュンに「近くに御所があってよかったね」と声をかけると、嬉しそうに笑っているような顔をしています。 (*^-^)