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手のしびれ、だるさ、むくみ、冷感、脱力

京都 整体 | 京都カイロプラクティック研究所(あんじゅ庵)カイロプラクティック検査・施術後の説明

カイロプラクティック治療のプロセス

​カイロプラクティックの適応症と禁忌症についての説明です

​頸椎捻挫について

 

 「頸椎捻挫」と診断されても、上部肋骨のフィクセーションや位置関係を正すことによって、また硬くなった筋肉のトリガーポイントを柔らかくすることで、辛い症状が寛解されていくことがよくあります。骨や椎間板に異常が認められても、それが必ずしも痛みの原因とは限らないのです。

 また代償的に首の筋肉が過緊張している場合は、その代償する原因を突きとめ、適切に治療を施し、次に生活習慣で改めることはないかをチェックして、必要に応じたアドバイスをさせていただきます。

 頸椎捻挫と診断され、辛い症状が出現していても、このように手技でその辛い症状が改善されることもあるのです。「診断名」=「患者さんが訴える辛い症状」ではない場合です。ここで誤解されないようにしていただきたいのですが、治療手段は、頸椎捻挫の部位をボキボキと捻って矯正する訳ではありません。そのような恐ろしいことは患者さんからのご依頼があっても決して行いません。

 

 頸椎が生理的可動範囲を超えた運動、つまり過伸展や過屈曲を強制された結果生じる病態です。

 頸部を構成している軟部組織、すなわち関節包、靭帯、筋肉、椎間板、神経根、脊髄などが種々の程度に損傷され、多様な症状を示します。追突事故による、いわゆる鞭打ち損傷ばかりでなく、スポーツ外傷としても発生します。

 問診により診断は確定され、X線所見には骨折や脱臼は認められません。

 3週間までの急性期では、局所の安静と固定が大切ですが、安静期間は短いほうがよいでしょう。

 当院では頚椎の正常な関節運動、関節の遊び(joint play)の可動性が亢進している場合は、説明をして牽引を中止されてはどうかと提案することがあります。多くの医療機関では、関節の遊びを調べる検査はされないことから、このような、ぐらぐらした大きすぎる関節の動き(可動性亢進)は無視されています。関節の遊びが大きすぎて、ぐらぐらした状態であっても、牽引が繰り返されることになるからです。

​ 首の関節の遊びが大きくグラグラした状態になると、首の筋肉が緊張して(硬くなって)、ぐらくらした首を安定させようと、支えようと防衛のために頑張ります。しかし患者さんにとっては、このような首の筋肉の緊張を防衛のためだとは分からないので、また首が凝ってきた、首が張ってきたと感じます。首の矯正などをバキバキとしてもらうと、その時、一時的に楽になると感じるのは、防衛のために頑張ってきた筋肉の緊張が一瞬なくなるからです。関節の遊びはより一層ぐらぐらになるので、また首肩の筋肉が緊張します。

 一方、かたい制限された動き(可動性減少)、遊びの消失(loss of joint play)などの関節の機能障害(joint dysfunction)が存在すると、動作の際に痛みを感じたり、特定の部位にこわばった感じなど、身体になんらかの不調を覚えます。 モーションパルぺーション(motion palpation)は、脊椎、四肢の関節が、正常な可動範囲があるかどうかを調べる検査法で、実にいろいろな情報を我々に与えてくれます。関節の可動性の減少(fixation)あれば、これは筋によるものか関節自体の制限によるかは、動きの質がそれぞれ異なるため容易に鑑別できます。

 関節の動きが固いなと感じても、実は筋肉が緊張して、関節の動きを制限していることもあるので、モーションパルぺーション(motion palpation)で調べることが大切です。

 
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