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あんじゅカイロ治療室 関節模型

カイロプラクティックの適応症

あんじゅ京都カイロプラクティックに、ご来院くださる方々の代表的な症状について説明させて頂きます。

カイロプラクティック治療が適応できる頭痛は、筋緊張性頭痛、頚性頭痛、片頭痛です。

 

ご来院される方のなかに、本人は気づかれておられないですが、顎関節症が原因による頭痛を引き起こしていたケースも少なくありません。頭痛全体の70%は「緊張性頭痛」いわれます。その「緊張性頭痛」発生原因の一つとして、顎関節症による頭頸部の過緊張が挙げられます。

 

首や頭をCT・MRIで検査しても異常なしと診断されると、何が原因で痛いのか悩まれることになります。意外にと思われるかもしれませんが、無意識に歯を噛みしめていたり、食事の際片側で噛む習慣があることで、三叉神経が刺激されることがあります。この神経の先端部分からは様々な神経伝達物質が分泌されることで頭痛が引き起こされることがあります。

口腔内の歯科的な問題がない場合で、習慣化した片側噛みによる下顎骨などの歪みは、多くの場合、カイロプラクティックで治療・改善することは可能です。この状態では、上部頸椎が少し引っ張られ、いわゆる首の骨のズレを確認できます。後頭骨下部の筋肉は緊張していることが多く、同時にこの辺りも治療していきます。

​永らく続く就寝時の噛みしめは咬筋を緊張させます。このような筋肉の異常によって引き起こされる痛みは「筋痛症」と呼ばれ、末梢の血流が悪くなることで、同様にブラジキニンなどの発痛物質を産生し遊離させます。

身体的なストレスによる「緊張性頭痛」は、長時間の猫背姿勢により、首や肩周りの筋肉が緊張することで、血流が悪くなり、乳酸などの疲労物質が筋肉に溜まり、神経を刺激します。長年の不良姿勢の本当の怖さは、その悪い姿勢どおりの体型に変化することです。

以前に比べて、「近ごろ首が短くなって見える」「少し顔が大きくなったように見える」など、お気づきになられたことはありますか?もしそうであれば、不良姿勢によって相当体型が変わってきていると考えられます。しかし、当院ではそのような方の外見上の悩みや、「緊張性頭痛」の改善のお手伝いは頻繁に行っています。

「頚性頭痛」は、頚椎の関節や首の筋肉の過緊張が原因で発症する頭痛で、激しい痛みが後頭部に長時間続きます。カイロプラクティック治療を受けることによって、効果的に予防することができます。

頭の片側または両側に脈打つような状態は「片頭痛」と呼ばれます。「片頭痛」は頭痛全体の8〜9%を占めます。遺伝性(特に母親)があり、低血圧の女性に多いとされています。「片頭痛」発生のメカニズムは医学的にまだ解明されていませんが、先に顎関節症のところで記述した「三叉神経」が、ストレスや過労等で刺激され発痛物質が放出され頭痛が起こる説が有力です。これまで記載した「緊張性頭痛」発生の原因となる箇所の改善でも、ある程度効果が期待できることを日々の臨床で経験しています。

​十分な睡眠や適度な運動をされているにもかかわらず、凝りや痛みが解消しない場合、自覚症状を原因から改善できるようカイロプラクティックの治療を受けられたらいかがでしょうか。

【参考】国際頭痛分類3番beta版の頭痛分類

頭痛は、器質的疾患がない機能性頭痛「一次性頭痛」と、器質的疾患がある小構成「二次性頭痛」の 2つのタイプに分けられます。

 

頭痛患者のおよそ9割は一次性頭痛であり、二次性頭痛は1割程度であるといわれています。しかし、二次性頭痛の原因のなかには、脳出血やくも膜下出血のような、今までにない強い頭痛が現れた時は大変危険です。見逃されると死につながる頭痛が含まれています。

〈一次性頭痛〉

  1. 片頭痛

  2. 緊張型頭痛

  3. 三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)

  4. その他の一次性頭痛疾患

〈二次性頭痛〉

  1. 頭頸部外傷・傷害による頭痛

  2. 頭頸部血管障害による頭痛

  3. 非血管性頭蓋内疾患による頭痛

  4. 物質またはその離脱による頭痛

  5. 感染症による頭痛

  6. ホメオスターシス障害による頭痛

  7. 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛

  8. 精神疾患による頭痛

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