杏林二十一の会 分子栄養学の研修会

 (当院スタッフによる研修会参加レポート)

 

 京都カイロプラクティック研究所(あんじゅ庵)から杏林予防医学研究所(山田豊文所長)は徒歩5分のご近所さんです。地の利を生かしてという訳ではないのですが、当院スタッフは分子栄養学の研修会へ積極的に出席しています。

 勉強した内容が思い出に変わらないように、患者さんへのアドバイスに生かせますようにと、出席したスタッフにレポートを書いてもらうことにしました。

第25回 杏林二十一の会 研修会参加レポート 
テーマ「ファスティングビフォケアとアフタートリートメント」
〜消化酵素の重要性〜
 講師 杏林予防医学研究所所長 
山田豊文先生
京都カイロプラクティック研究所スタッフ 
古泉 薫
2006年02月21日

ファスティング
ビフォケアとアフタートリートメント
生命エネルギーを生み出す消化酵素の重要性

 

酵素はすべての生命活動を支えるエネルギーを生み出す!!   

                   

酵素とは?

まず、酵素とはタンパク質でできた最小の粒子です。あらゆる生命の中に存在し、総ての生き物は酵素なしでは生きてゆけません。主な働きとしては、以下のような二つがあげられます。

 

酵素の主な働き

  • 食物を分解する働き。

  • タンパク質、脂質、炭水化物、酸素をエネルギーに変換する触媒の働き。

 

最近では、健康志向により、サプリメントなどを常用されている人も多いですが、体の中でうまく消化・吸収されなければ、どんなに栄養を摂取してもムダになってしまいます。つまり、消化吸収には、酵素が重要な役目を担っています。

 

たとえば、唾液の中には、たくさんの酵素がふくまれています。

 

食べたとき、一番始めに酵素が働くところは、口内で唾液中にさまざまな酵素が分泌され、働いています。噛むということは、食べたものを細かくするだけでなく、同時に、唾液に含まれる酵素が働いて、消化しているのです。

 

唾液の中の酵素の種類

 

プリアリン(アミラーゼの一種)糖を加水分解する

ムチン 口内の粘膜を保護

リゾチーム、ラクトフェリン 抗菌作用

免疫グロブリンA 細菌やウイルスを分解

唾液腺ホルモン 歯の形成促進、毛髪伸長促進などの生理活性

 

上記のように、口内の唾液中の酵素があるように、体内には多種多様な酵素があり、それらを大きく三つに分類すると酵素の種類には、食物酵素、消化酵素、代謝酵素があります。

 

まず、食物酵素は、生の食材や発酵食材(納豆、漬物、、味噌など)に含まれ、消化をうながします。生の食材には様々な食物酵素が含まれていて、食事の75%を生のものにして、食物酵素を摂取する事が理想的です。なぜかというと、加熱や加工によって、酵素が牛なされるからです。

 

次に、消化酵素は、体内で作られる酵素で、食べ物を分解し、栄養として吸収できる状態にします。これが、不足すると、食べたものを栄養として吸収できず、有害物質を排出できません。そして、血液中に尿酸結晶ができ、血がドロドロにになって、様々な生活習慣病につながります。

 

最後に、代謝酵素は体内で作られる酵素で細胞内の様々な化学反応を促進します。解毒、排泄、免疫などの生命活動を助け、生体での重要な働きのすべてに不可欠であり、代謝酵素なしでは必要な栄養素を摂取しても働くことができません。

 

現代人の体内酵素生産能力は100年前に比べると、60%も落ちており、体調不良や化学物質過敏症の原因となっています。

 

では、このような、酵素不足を解消するには、どうすればよいのでしょうか。

①食物酵素を取り入れることで代謝酵素を増やす
  食物酵素をたくさん取り入れると、その働きによって消化が助けられます。

②食物を生で食べる
  食物中の酵素は46度以上で加熱によって破壊されてしまいます。そして、消化酵素を作るための余分なエネルギーを節約し、身体の負担を減らします。

 

日本人の遺伝的性質を知ることが健康につながる! 

日本人は、腸が長く、なるべく動物性タンパク質や乳製品の摂取量を避け、植物性食品を摂取する事がのぞましいといえます。

 

そして、主食である米は、消化しにくく、吸収も遅くなる分、血糖値の上昇もゆるやかで、インスリンの分泌が緩やかでよいので、そのような食生活に長い間過ごしてきた日本人の体は、肉類や乳製品などの消化吸収が早い食物を摂取しがちな現代の食生活によって、高血糖になりがちで、インシュリンの分泌ができない状態に陥り、糖尿病になる危険性があると言えます。

        

また、日本人は胃酸の分泌が少ないと言われています。欧米人に比べ、半分程度ともいわれ、胃酸分泌不足は、生活習慣病やアトピー性皮膚炎などの原因だというデータがあります。このような胃酸分泌不足・不全は、毛髪分析をして、ミネラルバランスを調べてみるとはっきりわかるでしょう。

 

現代の日本人の食を取り巻く環境は
その遺伝的性質や食性を全く無視した深刻な状況にある。

その中で健康を維持し病気を予防していくために重要なプログラム

①酵素のムダ使いを避け、体内に酵素を積極的に取り入れること

②質の悪い油を避け、亜麻仁油などのオメガ3系の油をとること

③植物性乳酸菌をとって善玉菌を増やし、腸内環境を改善すること

④消耗しやすいビタミン・ミネラルを充分に補給すること

⑤定期的にファスティングをして解毒すること

 

ファスティングとは?

ファスティングとは、断食のことです。これは、体内に入った有害物質を排出するために、有効な方法です。現代人のやせにくい原因となっている体内の毒素を排出しないダイエットでは、充分な減量効果は得られません。身体を解毒してきれいにすれば、やせやすい体質を作ることができます。

 

ファスティングの意義

①体内酵素を温存する

②消化器官や肝臓、膵臓などを休息させ浄化させる

③血液中の老廃物や余計なコレステロールを取り除く

④肝臓に蓄積した有害物質を解毒し、肝臓組織を修復する

⑤重金属、化学物質、薬物などは脂肪に蓄積しやすい→ファスティングで脂肪燃焼

⑥大気汚染によりダメージを受けていた肺の組織を修複→細胞がエネルギーを生み出す力が強まる

 

ファスティングを成功に導くには、ファスティング前の準備とファスティング後のケアが重要なので、肝臓解毒機能と腸の排泄能力を高める食品を必ず摂ってください。

 

「追記」2016年3月15日

 

「癒し雑貨のお店アンジュー」では、「ファスティングプレミアム」「ファーストプラン」ご購入の皆様に、下記の「Fasting Guidebook」をプレゼント中です!!

 

ファスティングをする際にご参考いただいていました、「ファスティングガイドブック」の一部改訂されました。今回新たに【新月ファスティング】が記載。

 

山田豊文所長の講義でも新月のもつ力をお聴きになられた方も多いと存じます。ファスティングは新月に行うことで、浄化力が増し、宇宙のエネルギーを感じながらファスティングを行っていただくことができます。また、新月は新しいことを始めるのに適していると言われています。

 

皆様もぜひ、自然のリズムに沿ってファスティングを習慣にされてみてはいかがでしょうか。

Nutrition 栄養のお話

 

- contents -

●はじめに 
●1億総半病人時代、そして誰もに訪れる「生活習慣病」 
1.ビタミン・ミネラルの働きこそが生命の本質
2.病院の検査で「異常」が見つからなければ「正常」!? 
3.栄養素は食事で摂れる、摂れない!?
●アメリカ合衆国政府が「現代病は食生活の間違いで起こる“食源病”である」と断定 


●私のインフルエンザ観 
1.はじめに 
2.「インフルエンザウイルスVS体内の免疫力」ー たとえれば戦争みたいなもの 
3.まず、敵であるウイルスの性質を良く知ろう。感染症であることをお忘れなく 
4.免疫システム第一段階~第二段階 免疫細胞が大活躍 
5.免疫システムを強化する一騎当千の戦士達(1)
6.迎え撃つ身体軍の一騎当千の戦士達(2)「ビタミンACE」 
7.迎え撃つ身体軍の一騎当千の戦士達(3)「フリーラジカル・ターミネーター」 
8.腸内細菌叢の正常なバランスを維持する 


●鳥インフルエンザはSARS以上の脅威 ~からだの免疫力は温存したい~ 


●牛乳(1)カルシウム源としての牛乳
●牛乳(2)牛乳と病気
●牛乳(3)加工乳と乳飲料


●杏林二十一の会 分子栄養学の研修会 (当院スタッフによる研修会参加レポート) 
京都南カイロプラクティック研究所から杏林予防医学研究所は徒歩5分のご近所さんです。地の利を生かしてという訳ではないのですが、当院スタッフは分子栄養学の研修会へ積極的に出席しています。 勉強した内容が思い出に変わらないように、患者さんへのアドバイスに生かせますようにと、レポートを書いてもらうことにしました。


第11回杏林21の会 「受験に勝つための食事学」  
第12回杏林21の会 「LGS リーキーガット・シンドロームと腸の健康」 
第14回杏林21の会 「現代医療を考える(2)」  
第17回杏林21の会 「ビタミンCと解毒」 
第18回杏林21の会 「含流アミノ酸と解毒」 
第19回杏林21の会 「有害物質の氾濫と解毒の重要性」
第20回杏林21の会 「あなたの子供を成功に導くCHQの法則ー生命の基礎となるリン脂質」 
第25回杏林21の会 「ファスティング ビフォケアとアフタートリートメント」
第27回杏林21の会 細胞から元気になる食事~あなたを「生かす食事」「殺す食事」 
第28回杏林21の会 細胞から元気になる食事 (2)  
第30回杏林21の会 レシチン 「水と油をつなぐコーディネーター」   
第35回杏林21の会 油を変えれば人生が変わる「トランス脂肪酸の問題 第2弾」 
第42回杏林21の会 肝臓をよくする20のプログラム

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