杏林二十一の会 分子栄養学の研修会

 (当院スタッフによる研修会参加レポート)

 

 京都カイロプラクティック研究所(あんじゅ庵)から杏林予防医学研究所(山田豊文所長)は徒歩5分のご近所さんです。地の利を生かしてという訳ではないのですが、当院スタッフは分子栄養学の研修会へ積極的に出席しています。

 

 勉強した内容が思い出に変わらないように、患者さんへのアドバイスに生かせますようにと、出席したスタッフにレポートを書いてもらうことにしました。

第35回 杏林二十一の会 研修会参加レポート 
テーマ「油を変えれば人生が変わる」
 講師 杏林予防医学研究所所長 山田豊文先生
京都カイロプラクティック研究所スタッフ 
葦原絵里香
2007年01月22日

ランス脂肪酸の問題 第2弾 

油を変えれば人生が変わる

 

メタボリックシンドロームは薬で治さない

 

タウリン

 

タウリンは構造中に硫黄原子(S)を含む含硫アミノ酸の一種。体のあらゆる場所に存在し、特に筋肉、心臓、肝臓、脳、目の網膜などに高濃度で存在している。

 

働き

 

①母乳の生産と分泌を促し、母乳中にも多く含まれる。

 

タウリンはミネラルを正常に作用させるのに不可欠で、脳を保護すると言われている。授乳中の母親、脳の成長の著しい幼児には必要不可欠。 

 

②カルシウムモジュレーション(調整作用)

 

タウリンは細胞内のカルシウムとマグネシウムのバランスを調節する。

 

細胞内のカルシウムの量は大変絶妙で、多すぎても少なすぎても、異常をきたす。以下に細胞内カルシウム過多による症状の例をあげる。

 

骨格系・・骨折、骨粗鬆症、腰痛

筋肉系・・便秘、運動失調、筋肉のけいれん、肉離れ、視力低下

神経系・・めまい、てんかん、多動症、自閉症、うつ、不眠症、学習能力減退、月経前症候群(PMS)免疫系・・風邪、アレルギー、ガン、リウマチなど自己免疫疾患

循環器系・・突然死、心筋梗塞、脳卒中、高血圧

内分泌系・・糖尿病、低血糖症、禿げ、前立腺肥大、子宮内膜症、生理痛、生理不順

タウリンでこれらの病気の予防、治癒の効果が期待されている。

 

③高血圧の予防

 

タウリンが血管を収縮させるノルアドレナリンの分泌を抑制し、血圧を正常値に戻す。

 

④コレステロールを下げる

肝臓から分泌される胆汁酸は脂質や油溶性ビタミンの吸収に界面活性剤として働き、コレステロールを排泄させる。この胆汁酸はタウリンによって分泌が増加する。

 

⑤糖尿病

膵臓からのインスリンの分泌を促進し、血糖値を正常化する。

 

⑥アルコールの代謝に不可欠

アルコール分解酵素の働きを助け、肝臓への負担を軽減。

 

⑦肝臓の解毒機能を高める

タウリンは肝臓の薬物代謝酵素チトクロームP450の活性を上昇させる。チトクロームP450とは体内に入った脂溶性の薬物を水溶性にする酵素で、そうすることによって体内から排泄されやすくなる。

またダイオキシンは腸肝循環のながれにのって血液中にあるが、胆汁に溶けこんだかたちで排泄される。

 

⑧心臓の負担を減少

タウリンは心筋に多く存在し、心臓の筋肉の収縮力(ポンプ機能)を引き上げる。つまり1回に送り出る血液の量が多くなる。収縮回数が減ることで心臓の負担が減る。

 

⑨疲労回復

タウリンは疲労のもととなる乳酸の蓄積を抑え、エネルギー源であるグリコーゲンの消費を節約する。体内で作られるタウリンの量は25歳頃から減少し、加齢とともに増す疲労の原因ともいわれている。

 

⑩便秘の改善

便の水分調整は胆汁酸が担当している。タウリンの摂取により胆汁酸の分泌が増し、その結果便の水分量が上がり、便秘が改善される。

 

⑪気管支喘息の改善

気道収縮を抑制する作用もあり、気管支喘息に有効とされている。

この他にも脂肪肝の改善、むくみや動機・息切れの改善、視力の強化などタウリンには多くの働きがあるといわれている。

 

食品におけるタウリンの量

タウリンは貝など魚介類(貝柱、ハマグリ、アサリ、牡蠣)や軟体動物 特にタコ、イカに多く含まれる。しかし、生の食材を焼くことにより、多いと60%程度、茹でることにより50%から90%近くのタウリンが失われるので生で食することが望ましい。

 

天然タウリンと合成タウリン

天然タウリンは牛の胆汁や魚介類の煮汁から抽出される(食品添加物)のに対し、合成タウリンは重油からできるエチレンから化学合成(医薬品)される。医薬品(医薬部外品の栄養ドリンクも)として利用されるタウリンは合成品である。

 

また、タウリンは体内のタウリンレベルが十分な場合尿からすぐに排泄されるため、過剰摂取の心配ない。

化学調味料のグルタミン酸ナトリウムは体内のタウリンを減少させるといわれている。これだけ多くの働きをするタウリンを体内から減少させないためにも日常の食生活には注意をはらいたい。

病気の予防のためにも、様々な働きをもつタウリンをできれば食事により摂りたいところであるが、日常の食事から十分に摂ることは食生活の変化により今や難しくなっていることが多い。積極的にサプリメント等(天然タウリンのもの)で効率よく補うことが我々がより健康に過ごせる方法ではなかろうか。

 

【追記】2016.3.25

杏林予防医学研究所の山田先生がスポーツ選手にお勧めされているタウリンはネオタウ100です。実感の早さが決め手とされています。

 

- contents -

Nutrition 栄養のお話

 

●はじめに 
●1億総半病人時代、そして誰もに訪れる「生活習慣病」 
1.ビタミン・ミネラルの働きこそが生命の本質
2.病院の検査で「異常」が見つからなければ「正常」!? 
3.栄養素は食事で摂れる、摂れない!?
●アメリカ合衆国政府が「現代病は食生活の間違いで起こる“食源病”である」と断定 


●私のインフルエンザ観 
1.はじめに 
2.「インフルエンザウイルスVS体内の免疫力」ー たとえれば戦争みたいなもの 
3.まず、敵であるウイルスの性質を良く知ろう。感染症であることをお忘れなく 
4.免疫システム第一段階~第二段階 免疫細胞が大活躍 
5.免疫システムを強化する一騎当千の戦士達(1)
6.迎え撃つ身体軍の一騎当千の戦士達(2)「ビタミンACE」 
7.迎え撃つ身体軍の一騎当千の戦士達(3)「フリーラジカル・ターミネーター」 
8.腸内細菌叢の正常なバランスを維持する 


●鳥インフルエンザはSARS以上の脅威 ~からだの免疫力は温存したい~ 


●牛乳(1)カルシウム源としての牛乳
●牛乳(2)牛乳と病気
●牛乳(3)加工乳と乳飲料


●杏林二十一の会 分子栄養学の研修会 (当院スタッフによる研修会参加レポート) 
京都南カイロプラクティック研究所から杏林予防医学研究所は徒歩5分のご近所さんです。地の利を生かしてという訳ではないのですが、当院スタッフは分子栄養学の研修会へ積極的に出席しています。 勉強した内容が思い出に変わらないように、患者さんへのアドバイスに生かせますようにと、レポートを書いてもらうことにしました。


第11回杏林21の会 「受験に勝つための食事学」  
第12回杏林21の会 「LGS リーキーガット・シンドロームと腸の健康」 
第14回杏林21の会 「現代医療を考える(2)」  
第17回杏林21の会 「ビタミンCと解毒」 
第18回杏林21の会 「含流アミノ酸と解毒」 
第19回杏林21の会 「有害物質の氾濫と解毒の重要性」
第20回杏林21の会 「あなたの子供を成功に導くCHQの法則ー生命の基礎となるリン脂質」 
第25回杏林21の会 「ファスティング ビフォケアとアフタートリートメント」
第27回杏林21の会 細胞から元気になる食事~あなたを「生かす食事」「殺す食事」 
第28回杏林21の会 細胞から元気になる食事 (2)  
第30回杏林21の会 レシチン 「水と油をつなぐコーディネーター」   
第35回杏林21の会 油を変えれば人生が変わる「トランス脂肪酸の問題 第2弾」 
第42回杏林21の会 肝臓をよくする20のプログラム

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