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あんじゅカイロ治療室 腰椎ヘルニア模型

カイロプラクティックの適応症

あんじゅ京都カイロプラクティックに、ご来院くださる方々の代表的な症状について説明させて頂きます

カイロプラクティックの適応症
下腿・足関節の痛み

下腿・足関節の痛みにはさまざまな原因がありますが、病院での画像診断により、主な原因とされる病名が診断されても、仙腸関節や足部の関節の関節運動が改善されると、痛みなどの症状は改善されることがよくあります。

 

病状の程度にもよりますが、少しでも関節の動く範囲が改善され痛みが和らぐと、患者さんはもとより施術者も嬉しいものです。

 

【主な原因】

  1. アキレス腱周囲炎、アキレス腱付着部炎

症状:アキレス腱周囲炎は、アキレス腱自体ではなく、周囲の組織に炎症が生じる状態です。ランニングやジャンプ等の動作を繰り返すことによって、アキレス腱に繰り返しの負荷がかかり、アキレス腱周辺の組織に炎症が生じ、肥厚したり癒着することで痛みを引き起こします。

アキレス腱付着部炎は、腱がかかとの骨に付着する部分、つまり挿入部に炎症が生じるタイプです。

原因:アキレス腱の使いすぎや、加齢によるアキレス腱の変性。踵骨の傾きや可動性の異常。足の甲高(ハイアーチ)、なかでも可動性減少の固いハイアーチにも疼痛が出現することを臨床の場で私はよく確認しています。

対象:中高年女性に多い。加齢の他に肥満やO脚、運動不足の方も関節痛を引き起こしやすい。

施術:踵骨のモーションパルペーションが大切です。踵骨の可動性を改善するだけで症状が改善される方が多くおられます。外反扁平足、ハイアーチが原因と考えられる場合は、一部インソールを使用します。(共によく見かける土踏まず部分を盛り上げるだけのインソールでは効果が少ないように思います)。ハイアーチで可動性が少ない硬い足の場合が可動触診で見つかれば、動きを改善する手技を施します。

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2. 足底筋膜炎

 

症状:足底腱膜炎とは、ランニングなど足底に負荷のかかる動作を繰り返すことにより足底腱膜が踵に付着する部分で炎症を起こし痛みが生じます。

対象:中高年の女性に多く見られます。また若い男性のアスリートにも見られます。

施術:踵骨のモーションパルペーションと、検査結果に対応する施術がとても大切です。

足関節の過剰な回内があれば適切なインソールで対応します。

扁平足が原因と考えられる場合はアーチを作るためのテーピング。テーピングにより足底筋膜炎の痛みが和らぎます。

ハイアーチで可動性の少ない硬い足の状態が可動触診で見つかれば、動きを改善する手技を施します。必要に応じてハイアーチを改善させるアプローチを試みます。

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3. シンスプリント

症状:シンスプリントは、オーバーユース障害の1つであり、陸上競技やサッカー、バスケットボールなど走ることが多いスポーツに発症しやすい障害です初心者痛とも揶揄されることがあるほど、新人選手が急激にハードなトレーニングを始めた際に発生しやすくなります。
主にすねの内側下方3分の1に痛みを伴う疾患です。放置していると重症化して疲労骨折を起こすこともあります。

原因:スポーツ競技によるオーバーユースが多く、長趾屈筋、後脛骨筋やそれを包んでいる筋膜が繰り返し引っ張られることで骨膜にストレスがかかり発症します。距骨の過剰な回内を伴わない扁平足は比較的寛解しやすいですが、踵骨の外反を伴う扁平足の場合はインソールに一工夫が必要となります。

施術:痛みが続いている場合は練習は制限しオーバーユースを避けることが大事です。土踏まずをインソールにより高くすると足底腱膜へのストレスが緩和され有効です。しかし、土踏まずをを高くしても回内が止まらない(防げない)場合は工夫が必要となります。足関節の過剰な回内が認められる場合です。

足関節、股関節や膝関節の関節運動の動きが固い箇所、あるいは可動性が大きすぎる場合などが可動触診で見つかれば、動きを改善する手技を施します。

次に筋力テストを行い、力が入らなかった足関節、股関節や膝関節周辺の筋力が、手技により改善されているかどうかを確認します。

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4. 扁平足

 立位時に土踏まず(縦アーチ)は消失するが、座位で足をぶらんとさせると縦アーチが現れる場合は矯正可能。ぶらんとさせても縦アーチが見られず平らな場合は、矯正が不可能との記述が専門書でよく見られます。ポリオや脊髄障害による麻痺性扁平足や先天性扁平足(垂直距骨症)などの例外を除いては、そのような検査結果であっても、必ずしも矯正不可能ではないことを私は度々確認しています。

 足部の関節遊び運動範囲が少ない(hypomobilityfoot) では、I.A.Kapandjiが指摘する内足アーチに関連のある長腓骨筋、後脛骨筋、長母指屈筋、母指外転筋(先の狭いくつでも働きようがありません)等が自由に動かないため、本来のこれら筋群の作用・機能全てが期待できない状態です。

 前足部の内反変形を代償した外反扁平足は下腿部の内旋を伴います。このケースでは土踏まずが盛り上がっただけのインソールでは効果が期待できないので、この内反変形を矯正するための工夫が必要となります。

 前足部内反変形による扁平足以外は、テーピングによる矯正は可能ですが、デミリットとして毎日テープをする手間がかかるのと、テープの費用がかかります。

hypomobilityfootは、関節運動の動きが固い箇所を可動触診で確認し、動きを改善する手技を施します。

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5.ハイアーチ

 

 凹足(おうそく)は、土踏まずを形成している内側の縦アーチが高く、甲高の状態を指し、ハイアーチともいいます。この状態だと足のクッション機能が弱まり、歩いたり走ったりしたときに衝撃がうまく吸収できません。そのため、膝や腰などに負担がかかりやすくなります。
 ハイアーチの足は、足の裏が硬くなりやすく、体重のかかり方が「かかと」と「つま先」に偏りがちです。その結果、膝や股関節、腰へのねじれが起こり、姿勢が前のめりになったり、骨盤が傾いたりすることがあります。
 また、歩くときに足が内側にねじれる動き(プロネーション)が少ないため、衝撃が分散せず、膝の変形や腰痛の原因になることもあります。

 特にアーチの動きが固い場合、縦アーチが下に沈まない場合は、慢性的な捻挫の原因になる可能性もあります。アーチが高く繰り返し外側に捻挫する方は、足部に詳しいカイロプラクティックの先生にみていただくのがよろしいでしょう。

 カイロプラクティックでの施術は、まず姿勢や足の動き、筋力などをしっかり検査して、どの部分に歪みがあるかを確認します。ハイアーチの原因を調べます。
 そのうえで、足首やかかとの関節をやさしく調整し、関節や筋肉の動きを整えます。必要に応じて、背骨や骨盤のバランスも一緒に調整します。筋肉や筋膜を緩めたり、感覚の働きを整えたりする施術も組み合わせて、全身のバランスを改善します。

 関節面の変形が疑われる場合、その変形に対応し矯正のためのプレートを、現在履いておられるインソールに処方を加えることがあります。

 施術の効果として、足のアーチが安定すると、下半身全体の筋肉バランスが良くなり、歩くときの安定感が増します。これにより、背骨や骨盤の動きもスムーズになり、腰や膝の痛みが軽くなったり、体が動かしやすくなったりします。継続的にケアすることで、痛みの予防や姿勢改善にもつながります。

6.仙腸関節の機能障害に起因するもの

 主な原因の1.アキレス腱周囲炎、2.足底筋膜炎、3.シンスプリント、4.扁平足、5.仙腸関節の機能障害に起因するもの。これらはカイロプラクティックで施術可能なケースが多いです。

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7.足関節捻挫

 足関節捻挫は、外側靭帯が過度に伸ばされることで発生し、その際に距骨が前方または内方へ微妙にずれることがあります。こうした変位は足関節から下腿にかけてのアライメント(骨の位置関係)を乱し、歩行時の衝撃吸収能力や推進力の低下を引き起こす一因となります。
捻挫後にこの機能障害が残存すると、足のアーチ構造や下腿の筋バランスが崩れ、結果として膝関節や骨盤の動きにも負担が及び、全身の姿勢維持が不安定になります。
 捻挫後には、距骨下関節の過度な回外固定や腓骨の後方変位が生じる場合があり、これによって足部の内在筋が十分に働かなくなる傾向があります。その結果、前足部での荷重面積が減少し、地面を踏みしめる際の安定性が損なわれます。
 この状態では、体幹に横方向の揺れが生じやすく、転倒や再発のリスクが高まります。カイロプラクティックではこうした状態を神経筋協調機能の異常と捉え、脊柱や骨盤の軽度な機能障害が下肢の運動連鎖に影響を及ぼすと考えます。
 施術ではまず、病歴の確認や姿勢評価、関節可動域の検査を通して足関節周囲の歪みを特定します。次に、手技によるアジャストメントを行い、足関節および下腿の微細な回転や位置ずれを調整します。これにより、過緊張している筋群を緩和し、機能低下している筋を刺激してバランスを回復させます。

 また上述のハイアーチの項でも記載したように、特にアーチの動きが固い場合、縦アーチが下に沈まない場合は、慢性的な捻挫の原因になる可能性もあります。

 このようにアーチが高く繰り返し外側に捻挫する方は、必要に応じて、足底や下肢への感覚刺激、全身の連動を意識した調整も加え、関節面の先天的な問題を解消する処方を加える必要があります。
 施術後は関節の可動性が回復し、歩行時のアライメントが整うことで痛みや違和感の軽減が期待されます。下腿外旋や前足部支持の改善により、骨盤および体幹の連動性が高まり、長期的な足関節の不安定性を防ぐ効果が得られます。

8.踵の痛み

 朝起きて一歩目を踏み出したときや、立ち仕事・長時間の歩行のあとに、踵がズキッと痛むことはありませんか。こうした踵の痛みは、多くの場合「足底腱膜炎(そくていけんまくえん)」と呼ばれる状態が関係しています。

 前述したように、足底腱膜とは、かかとから指のつけ根まで、足の裏を走っている丈夫な膜状の組織です。この部分に負担が続くと、踵の骨のあたりに小さな傷や炎症が起き、体重をかけたときに痛みを感じるようになります。

 踵は、歩くときに最初に地面に着く場所のひとつで、体重や衝撃が集まりやすい部位です。ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)がこわばっていると、そのつっぱりがアキレス腱を通じて踵に伝わりやすくなり、足のアーチ(土踏まず)の形が崩れやすくなります。

 足のアーチには、地面からの衝撃をやわらげる重要な役割がありますが、アーチが崩れてしまうとクッションのような働きが弱まり、足底腱膜や踵の骨に余計な負担がかかります。その結果、痛みが慢性的になったり、「少し良くなってもまたぶり返す」という状態になってしまうことがあります。

 踵の痛みは、踵そのものだけの問題ではなく、「からだ全体のバランス」が崩れた結果として出ていることも少なくありません。たとえば、姿勢のくずれや習慣姿勢から、片足に体重がかかりやすくなっていることが積み重なると、足の裏への負担が一部分に集中しやすくなります。その状態が続くことで、自然な回復が追いつかず、炎症や痛みが長引いてしまいます。

 当院では、痛みの出ている踵だけでなく、全身のバランスを整えることを重視しています。主に次のような施術を行います。

 背骨や骨盤、足首などの関節をソフトに調整し、本来の動きを取り戻していきます。

 踵の骨の微妙な位置のずれ(サブラクセーション)を整え、足裏やアキレス腱にかかる負担を軽減します。

 頭の骨(頭蓋骨)や全身の筋肉のバランスもあわせて調整し、神経の働きや姿勢を整えることで、再発しにくい状態を目指します。

 強くひねるような無理な力ではなく、お一人おひとりの状態に合わせた、やさしい刺激で施術を行いますので、「ボキボキされるのが怖い」という方もご安心ください。

 病院では「足底腱膜炎」と言われたが、どうケアしていいか分からない場合、ぜひご相談ください。

【治療方針

1.Kendall法による筋力テストを行います。

こちらで行う検査法は、筋力の評価ではなく筋力が保持できるかどうか関節の安定性を調べるためのものです。極端な例えですが、関節が脱臼(亜脱臼)をしていれば、筋力は入りません。関節の位置に僅かに問題があれば、筋力は抑制されことが多いため、見逃さないように注意が必要です。

 

筋力が抑制された状態のまま、気づかずに筋力トレーニングを続けると、足関節により一層の負担がかかる為、関節に炎症が起こり腫れてくることがあります。筋力トレーニングを開始する間にはチェックが必要です。

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2.足関節の関節運動を調べます

まず大まかなスクリーニング的な検査ですが、患者さん座位で股関節・膝関節・足関節90°のポジションから膝蓋骨に近い大腿部を下方へ(足部の方へ)押圧を行います。正常であれば足部のアーチは押圧に従い僅かに稼働します。可動性の制限が感じられる場合、その原因を特定するために、下記の足関節の可動性触診を行います。

 

足根間関節のモーション・パルペーション

(1)距骨下関節のモーション・パルペーション

距骨後方可動性検査(仰臥位)

距骨前方可動性検査(仰臥位)

距骨外方可動性検査(仰臥位)

距骨内方可動性検査(仰臥位)

距骨上方可動性検査(腹臥位)

(2)横足根関節(ショパール関節)のモーション・パルペーション

踵骨のモーション・パルペーション

踵骨外方可動性検査(仰臥位)

踵骨内方可動性検査(仰臥位)

踵骨下方可動性検査(仰臥位)

踵骨外方可動性検査(腹臥位)

踵骨内方可動性検査(腹臥位)

踵骨上方可動性検査(腹臥位)

踵骨下方可動性検査(腹臥位)

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3.運動連鎖からみた関節障害を調べるため、足関節以外の股関節、仙腸関節、膝関節の関節運動を調べます。

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(参考文献)

R. C. Schafer, DC, PhD, FICC.Motion Palpation and Chiropractic Technique: Principles Dynamic ,Chiropractic,The Motion Palpation Institute

J.McM.メンネル M.D.JOINT PAIN 関節の痛み~手技による診断と治療法-.科学新聞社.,1986

辻陽雄.高橋栄明.整形外科診断学,金原出版株式会社.1988

中川 貴雄.MOTION PALPATION OF THE EXTREMITY 四肢のモ-ション・パルペ-ション: 四肢関節障害のための基本的検査および診断法 (上巻) .科学新聞社,2001

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